Ⅰ.幸いな約束が果たされる
彼らを国に帰らせ、建て直し、植えつけ、イエスキリストが主であることを知る心が与えられます。
“わたしは、良くするために彼らに目をかけて、彼らをこの国に帰らせ、帰らを建て直し、倒れないように植えて、もう抜かない。
また、わたし彼らに、わたしが主であることを知る心を与える。彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。彼らが心を尽くしてわたしに立ち返るからである。”〈エレミヤ24:67〉
イエスキリストが、主であることを知る心が与えられます。
永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神があるあなたと、あなたの遣わされたイエスキリストとを知ることです。〈ヨハネ17:1-3〉
世界中に離散しているヤコブの子孫、ユダヤ人イスラエルの民の贖い、並びに世界中の人々の贖いをも現していると思います。黙示録の14万4千の救いを指す?
〔今日的意味として考えられること〕
①主の復讐・主の宮のための復讐.バビロンの荒廃…〈エレミヤ51章〉
“70年の終わりに、わたしは、バビロンの王とその民―主の御告げ―また、カルデヤ人の地を彼ら
の咎のゆえに罰し、これを永遠に荒れ果てた地とする。
わたしは、この国について語った全てのことば、すなわち、エレミヤが万国について預言し、この
の咎のゆえに罰し、これを永遠に荒れ果てた地とする。
わたしは、この国について語った全てのことば、すなわち、エレミヤが万国について預言し、この
書にしるされている事をみな、この地にもたらす。”〈エレミヤ25:12.13〉
②エレミヤ51章より
主が、バビロンを滅ぼす時(主の復讐・主の宮の復讐の時)、また、祝福の雨の時でもあります。
自分の手で造り罪を犯した銀の偽りの神々や金の偽りの神々が退けられる時となります。
バビロンへの主の怒りのぶどう酒が飲まされる。〈イザヤ4:2-5〉〈イザヤ51:22.23〉 地上の全ての 王国(サタンの王国)に飲まされる。“彼らのあとでバビロン王が飲む”〈エレミヤ25:15-26〉
“主は、高い所から叫び、その聖なる御住まいから、声をあげられる。
その牧場に向かって大声で叫び、酒ぶねを踏む者のように、
地の全住民に向かって叫び声をあげられる。
その騒ぎは地の果てまでも響き渡る。
主が諸国の民と争い、すべての者をさはき、悪者どもを剣に渡されるからだ。…”〈エレミヤ25:30-33〉
Ⅱ.幸福にするためのとこしえの契約を結ばれる
“わたしは、いつもわたしを恐れさせるため、彼らと彼らの後の子らの幸福のために、彼らの一つの心と一つの道を与え
わたしが彼らから離れず、彼らを幸福にするため、彼らととこしえの契約を結ぶ。”〈エレミヤ33:39.40〉
永遠の契約である新しい契約が結ばれます。
〈ヘブル8.9.10章〉に書かれている、イエスキリストの十字架の血による新しい平和の契約が結ばれるという御言葉の約束が成就します。
〔一つの心〕
1.イエスが主であることを知る心
2.主と全く一つである心
“主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです。”〈Ⅱ歴代誌16:9〉
3.主イエスに従う心
“父なる神の予知に従い、御霊の聖めによって、イエス・キリストに従うように、またその血の注ぎかけを受けるように選ばれた人々へ”〈Ⅰペテロ1:2〉
4.新しい心と新しい霊が与えられます。
“あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を授ける。わたしはあなたがたのからだから石の心を取り除き、あなたがたに肉の心を与える。”〈エゼキエル36:26〉
〔一つの道〕
1.イエスキリストが道、ただ一つの救いの道“わたしが道であり、真理であり、命なのです。”〈ヨハネ14:6〉
2.新しい生ける道
“私たちは、イエスの血によって、大胆にまことの聖所に入ることがてきるのです。イエスは御自分の肉体という垂れ幕を通して私たちのために、この新しい生ける道を設けてくださったのです。”〈ヘブル10:19.20〉
Ⅲ.全ての幸福が与えられます〈エレミヤ33:9〉
主が、彼らに大きなわざわいをもたらされたように、主が彼らに語っておられる全ての幸福(祝福・平安・繁栄)が与えられます。“この町は世界の国々の間で、わたしにとって喜びの名となり、栄誉となり栄えとなる。彼らはわたしがこの民に与えるすべての祝福のことを聞き、わたしがこの町に与えるすべての祝福と平安のために、恐れおののこう。”〈エレミヤ33:9〉
主は、エルサレムの町もユダヤ人イスラエルの民もいやして建て直され、ユダヤ人イスラエルに平安と真実を豊かに示されます。〈参照エレミヤ33章〉
主がシオンに帰られ、エルサレムのただ中に住まわれます。
エルサレムは、真実な町と呼ばれ、万軍の主の山は聖なる山と呼ばれます。
人間の種と家畜の種、また平安の種が蒔かれ、ぶどうの木は実を結び、地は産物を出します。〈参照ゼカリヤ8章〉
Ⅳ.祝福の雨
主が、ユダヤ人イスラエルとイエスの十字架の血による平和の契約を結ばれ、シオンの丘に祝福を与え、祝福の雨を降らされます。“わたしが彼らと平和の契約を結び…わたしが彼らと、わたしの丘の回りとに祝福を与え、季節にかなって雨を降らせる。それは祝福の雨となる。”〈エゼキエル34:26〉
〔詩篇29章の上空の大洋〕
“主の声は、水の上にあり、
栄光の神は雷鳴を響かせる。
主は大水の上にいます。
主の声は、力強く、主の声は、威厳がある。…
主の声は火の炎をひらめかせる。
主の声は荒野をゆすぶり、主はカデシユの荒野をゆすぶられる。”
〔大水の上〕…ヘブル語でシャーマイム.複数で水の場所「上空の大洋」の意味です。
最高の天が、神の御住まいシャーマイムです。
〔カデシユと荒野〕…さばきの泉と呼ばれていました。
“主が声を出すと、水のざわめきが天に起こる。
主は地の果てから雲を上らせ、
雨のためいなずまを造り、
その倉から風を出される。”〈エレミヤ10:13.51:16〉
この御言葉と同じ御言葉が聖書に3ヶ所書かれています。
〈詩篇135:7〉“主は地の果てから、雲を上らせ、雨のためにいなずまを造り、その倉から風を出される。”
ヤコブ(イスラエル)に対する祝福の雨です。
Ⅴ.ダビデの若枝
エッサイの根株から新芽が生え、その根から若枝が出て実を結ふ。これは、ボアズとルツの間にオべデが生まれ、オべデにエッサイが生まれ、エッサイにダビデ王が生まれました。
ダビデは、ボアズとルツへの主とイスラエルの民の祝福を受けついだ家系に生まれました。〈ルツ記4:11.12〉そして、その祝福を最終的に受け継がれたのが、イエスキリストです。
ダビデの子孫として生まれられた王なるイエスキリストは、買い戻す権利のある贖い主として、ヤコブの子孫・ユダヤ人イスラエルの民を贖われます。
“わたしはダビデの根、また子孫、輝く明けの明星である。”〈黙示録22:16〉ユダ族から出た獅子ダビデの根であるイエスキリストは、ほふられた子羊として、十字架でサタンに勝利をとられました。
“昔、私たちの先祖に誓われたように、真実をヤコブに、いつくしみをアブラハムに与えてください。”〈ミカ7:20〉
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