ダビデ契約の真の神の御心
ダビデ契約の継承者は、直接的にはソロモンをさし、神の真の御心としてはダビデの子イエスキリストによって成し遂げられることを現しています。
ダビデ契約もアブラハム契約と同じように、ダビデとダビデの子孫であるイエスキリストに告げられたものです。
【ダビデ契約】
A.ダビデの子は、彼の王国を確立する。
B.神殿を建てる。
C.ダビデの王座は堅く立つ。
D.ダビデの子の家と王国は永遠に続く。
A.イエスキリストは、ご自身の永遠の御国を確立された。
御国とは、王国、Kingdomのことです。日本語の聖書では、御国・天の御国・王国とか色々な言い方がありますが、英語ではKingdomで一括されています。
“…あなたがたは、私たちの主であり救い主であるイエスキリストの永遠の御国に入る恵みを豊かに加えられるのです。”〈Ⅱペテロ1:11〉
B.イエスキリストは、十字架の御業によって、御自分のからだとしての神殿を建てられました。
“イエスは彼らに言われた。「この神殿をこわしてみなさい。わたしは、三日でそれを建てよう。」…イエスはご自分のからだの神殿のことを言われたのである。”〈ヨハネ2:19-21〉
教会とは、聖霊によって建て上げられる、イエス様のからだである。
“あなたがたは使徒と預言者という土台の上に建てられており、キリスト・イエスご自身がその礎石です。この方にあって、組み合わされた建物の全体が成長し、主にある聖なる宮となるのであり、このキリストにあって、あなたがたもともに建てられ、御霊によって神の御住まいとなるのです。”〈エペソ2:14-22〉
C.イエスキリストは父なる神の右の座、すなわち王座に着いておられる。
“天の御国は、王子のために結婚の披露宴を設けた王にたとえることができます。”〈マタイ2:2〉
神がイエスは復活させられた時、公に神の長子であり、神のひとり子であることを示されました。
Kingdomは、王であるイエスが最高主権者であり、イエスを信じる者たちが花嫁であり妻である御国だと表現されています。 また、イエスキリストは、そのからだなる教会のかしら、最高の主権者です。
“また、御子はそのからだである教会のかしらです。”〈コロサイ1:18〉
D.イエスキリストは、父の家に場所を備えに行かれ、備えられたなら、また来て、イエスを信じた私たちを御自分のもとに迎えてくださる。
“わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。
わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。”〈ヨハネ14:2.3〉
ダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそキリストです。