2014年2月12日水曜日

建てる者と壊す者

 

おもしろブログ特集

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建てる者と壊す者

 
 
 

イタリアの大聖堂に屋根をつけた男ピッポ。彼は、色々な発明をするので、 変わり者と言われていた。

大がかりな建築のイタリアの大聖堂は、土台も壁もできあがっていたが、どうしても屋根を付けることができなかった。
誰も屋根をつけることができなった大聖堂に、見事屋根をつけたのが、ピッポだった。

初めに、 イタリアの大聖堂の屋根をつける者の公募が行われた時には 、見事にピッポは落選した。しかし、その時 に当選した建築家の方法では、屋根を付けることは不可能だった。

イタリアの大聖堂の屋根をつけるために設立された 委員会の人々は、当選した 建築家の方法 では、あまりにも不可能だったので、 もはやうんざりしていた。

自分の方法によってしか屋根を付けることが出来ないと確信していたピッポは、その頃、大聖堂の模型を作っていた。あまりにも馬鹿にされ 落選したことが悔しかったのだ。
その大聖堂の模型に屋根をつけて、自分の方法こそが正しいと証明しようとしていたのだった。

そして、大聖堂のその模型を持って行き再び委員会に掛け合うと、なんと、大聖堂の屋根をつける建築家として認められたのだ。
イタリアの大聖堂が完成するまで何年もかかり、数多くの困難もあったが、とうとう ピッポはイタリアの大聖堂を 完成した。彼は建築として 、今なお 世界中に名を知らている。

大聖堂は、神を崇める為に建築された。
そんなピッポは、イタリアの大聖堂に屋根をつけ完成するまで建てる者として働いたので
ある。

屋根を壊し友人をイエスの所に運んだ者

一方 こちらは、友人を助けるために、屋根を壊した者たちの話である。<マルコ2:1ー12>
彼らは、屋根を壊してでも 、イエスのもとに友人をどうしても連れて行きたかったのだ。

その頃、イエス キリストは、病人たちをいやされ、 貧しい者たちを顧みられながら、イスラエルの各地を周っていた。
その話を聞いて、長い間病気で寝たきりなっていた男の友人たちは、"救い主イエスなら、この男もいやされるに違いない"と思い、この病人の友人をベッドに寝かせたままで、イエスキリストのところまで運ぼうとしたのだか、あいにくその家の中は満員で、中に入ることができなかった。
あきらめきれない友人たちは、その家の屋根を壊し、屋根から友人をベッドに乗せたままつり下げて、救い主 イエスのもとに運んだのだった。

イエスは言われた。「あなたの罪は赦された。起きよ。床を取り上げて帰れ。」
人の子が罪を許す .権威を持っていることがあなたがたにわかるようにと、その時イエスは人々にそう言われたのである。
その男は病気もいやされたうえに 、罪まで赦されたのだった。
そして、男は、起き上がって家に帰って行った。
彼らは神 を崇め賛美しながら、帰って行ったことだろう。

建てる者も壊す者も、神を崇め賛美するためにそれらの亊を行なったのである。

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