2014年3月7日金曜日

レ ミゼラブル


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レ ミゼラブル


主人公のジャンバルジャンは、たったひとつのパンを盗んだために、長い服役に屈する。
彼は、刑を終えて出て来たが、人々の反応は冷たく、ジャンバルジャンの更正、将来の道は閉ざされたままである。

暗いジャンバルジャンの心に、愛という希望の光を灯したのが、ある教会の司祭であった。
あくまでもジャンバルジャン を信じ、ジャンバルジャンの将来に期待した、司祭の愛が、ジャンバルジャンを変えたのだった。
その後、彼は、神と人とに仕える生涯を送った。
神と人とを愛し抜いたジャンバルジャンの最後は、清々しいものであった。

ジャンバルジャンを変えた神の愛、イエスキリストの恵みとは、
決して、見捨てない神の愛。
たとえ、父母が見捨てても、主なる神は、見捨てない。

”愛はすべてを信じ、全てを期待する。”聖書の第一コリント13:7の御言葉である。

ジャンバルジャンが、たったひとつのパンを盗んだことよりも、世の中や人生に失望し、ひねくれた彼の心の方が問題だったように思う。
そんな彼のかたくなな心を溶かす事が出来たのは、教会の司祭を通しての、神の愛の他にあり得なかったのである。
そこに、レミゼラブル の作者ヴィクトル ユーゴーの神への信仰を垣間見る。

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