クリスマスに秘められた意味と聖サンタ・ニコラス
クリスマスには、クリスマスツリーを飾り、街にはイルミネーションが輝き、真夜中にサンタクロースがやって来る。
それが、よくあるクリスマスのイメージです。
しかし、そのクリスマスに秘められている意味は何でしょうか?
【クリスマスツリー】
トップスター
クリスマスツリーの一番上に輝く星、それこそが明けの明星であるイエスキリストを現しています。
明け方の夜空を見ているとひときわ輝く星があります。
その星を見ているうちに背景が白みかけて行き、夜明けがやって来ます。そして、太陽が眩しく輝き出すのです。
明けの明星は金星を表し、クリスマスイブの夜明けに見えるのは2、3年に一度です。“わたしはダビデの根、また、子孫、輝く明けの明星である。”〈黙示録22:16〉
旧約聖書で、ヤコブ(イスラエル)の一つの星として預言されていたとおりにメシヤであるイエスはイスラエルのベツレヘムで誕生されました。
そして、明けの明星として真の夜明けをもたらすために、主は再び来られます。
もみの木
クリスマスツリーは、常緑樹であるもみの木が使われます。
一年中枯れない緑豊かなもみの木は、いのち象徴です。
主が私たちを、積極的に世話をしてくださることを現しています。
インマヌエルの主と共に歩く人生は、孤独ではなく、神の愛によって実り豊かなものとなります。
“わたしが答え、わたしが世話をする。
わたしは緑のもみの木のようだ。
あなたはわたしから実を得るのだ。”〈ホセア13:8〉
点滅ライト
クリスマスツリーには小さく光る点滅ライトが灯されます。
これは、『天国に入る切符はイエスキリストを信じる信仰によって無料で与えられる』と言ったことで有名なマルチン・ルターが、暗い森の木々にろうそくの光を灯し、子供たちに見せたことから始まっています。
これは、イエスキリストが世の光であることを現しています。
イエスは、暗い中を歩く時でも、私たちの行くべき道をしめす光なのです。
ツリーに飾られるキャンディ
キャンディは、白に赤いしま模様の入った杖の形した物が使われます。
これは、羊飼いとして御自分を現されたイエスキリストの権威を現します。
羊飼いは、自分の命に変えても、自分の羊たちを守るものです。
その時に使われるのが羊飼いの杖です。
外敵である狼などの獣から杖によって羊を守るのです。
羊は、自分では何もすることができませんが、羊飼によって外敵に勝利し、緑の牧場と憩いの水のほとりで養われます。
イエスキリストは、狼のように私たちを狙う、暗闇の力であるサタンに十字架の上で、すでに勝利されています。
イエスを信じる者にも勝利ある人生が約束されています。
“主は私の羊飼い。
私は、乏しいことがありません。
主は私を緑の牧場にふさせ、
憩いの水のほとりに伴われます。”〈詩篇23:1.2〉
【サンタクロース】
サンタクロースは、聖サンタ・ニコラスという修道士が、貧しい人々にプレゼントを与えたことから始まっています。
クリスマスに飾る靴下は、生活するにも困った家族が仕方なく三人の娘を売るしかない状況に陥った時、それを聞いた聖サンタ・ニコラスが金貨を投げ込んだ時に不思議と三人娘の靴下に入ったと言われています。
それ以来、クリスマスに子供たちが、プレゼントをもらうための靴下を暖炉に飾ったり、枕元に置いたりするようになりました。
聖書の中に登場するモルテガイとエステルは、ユダヤ人達を殺そうとした企みが一転し、悲しみが喜びに、死が命に変わったことを祝い、互いにごちそうを贈り、貧しい人たちに贈り物をしたのです。
これは、貧しい人や孤独の中にある人々を、絶えず心に留めている救い主イエスの心を現しています。
そのイエスキリストの心が、聖サンタ・ニコラスの心を動かしたのです。
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