2013年12月22日日曜日

ソロモン

ソロモン王

ソロモン王の即位

 ソロモンが王座に着いた次第は次のようだった。〈列王記1:1-40
 ダビデ王は年を重ねて老人になっていた。 さて、アドニヤが野心をいだき王位を狙って氾濫を起こした。
 預言者ナタンは、その事を知り、ソロモンの母バテ・シェバに助言する。 
「今、あなたのいのちとソロモンのいのちを助けなさい。
 ダビデ王のもとへ行き、『王様。あなたは、このはしために、必ず、あなた子ソロモンが私の跡を継いで王になると誓われたではありませんか。それなのに、なぜ、アドニヤが王となったのですか』と言いなさい。」
 そこで、バテ・シェバはダビデ王の寝室に入って行った。
 彼女はダビデ王に預言者ナタンが告げたとおりに言った。
 その事を聞いて、ダビデは誓って言った。「私のいのちをあらゆる苦難から救い出してくださった主は生きておられる。
 私がイスラエルの神、主にかけて誓ったとおりに、今日、必ずそのとおりにしよう。」
 ダビデ王は、預言者ナタンと祭司ツァドクを呼び寄せ、言った。「私の子ソロモンを雌騾馬に乗せ、彼を連れてギホンの泉に下って行きなさい。
 そして、ソロモンに油を注いで王としなさい。
 ソロモンは、私の王座に着き、彼は私に代わって王となる。
 私は彼をイスラエルとユダの君主に任命した。」
 そこで、彼らはソロモンをダビデ王の雌騾馬に乗せ、彼を連れてギホンの泉へと下って行った。
 その場所で、祭司ツァドクは天幕の中から油を取って来て、ダビデの子ソロモンに油を注いだ。
 そうして彼らが角笛を吹き鳴らすと、イスラエルの民はこぞって『ソロモン王。万歳』と叫んだ。
 イスラエルの民はみな、彼のあとに従って上って来た。民は、笛を吹き鳴らしながら、大いに喜んで歌った。
 その声は、地が裂けるほどであった。
 ソロモンは父ダビデの王座に着き、その王位は確立した。〈列王記2:12

ダビデ契約の継承と主の家の建設へ〈歴代誌28:1-10
 ダビデは、イスラエル各部族のつかさなど、全ての勇士をエルサレムに召集し、そして言った。
「イスラエルの神、主は、私を選び、とこしえにイスラエルを治める王としてくださった。
 ユダ族の中から君たる者を選ばれたからである。私の父の家はユダの家に属している。
 主は私を愛し、全イスラエルを治める王としてくださった。
 主は私の全ての子供の中から、私の子ソロモンを選び、イスラエルを治める主の王座に着けてくださった。」 そして、私にこう仰せられた。
あなたの子ソロモンが、わたしの家とわたしの庭を建てる。
 わたしが彼をわたしの子として選び、わたしが彼の父となるからだ。
 もし、彼が今日のようにわたしの命令と定めを行おうと堅く決心しているなら、わたしは彼の王位をとこしえまでも確立しよう。』 また、イスラエルの神と全会衆の前で、ダビデは言った。
「わが子ソロモンよ。今、心に留めなさい。 主は聖所となる宮を建てさせるため、あなたを選ばれた。勇気を出して実行しなさい。」

 さて、ダビデの子ソロモンは、ますます王権を強固にした。
 彼の神、主は彼と共におられ、彼を並外れて偉大な者とされた。 
 ソロモンは、主がその父ダビデにご自身を現れた所、すなわちエルサレムのモリヤ山上で主の家の建設に取りかかった。
 彼はそのため、エブス人オルナンの打ち場にある、ダビデの指定した所に、場所を定めた。

 ソロモンが主の宮を完成した時、彼はイスラエルの長老たち、及びイスラエルの部族のかしら達をすべてエルサレムに召集した。
 ダビデの町シオンから主の契約の箱を運び上るためであった。

 イスラエルの全会衆は、第七の新月の祭りにソロモン王のもとに集まった。



  ダビデ契約

A.ダビデの子は、彼の王国を確立する。

B.神殿を建てる。

C.ダビデの子の王座は堅く立つ。

D.ダビデの子の家と王国は永遠に続く。



 ダビデ契約の継承者は、直接的にはソロモンをさし、神の真の御心としてはダビデの子イエスキリストによって成し遂げられることを現している。 




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