2013年12月14日土曜日

士師エフタ

おもしろブログ特集

士師エフタ〈士師記11:1-12:7

 
 エフタは、8人目の士師である。
  モーセ、ヨシュアの時代の者たちは皆、死に絶え、彼らの後に、主を知らず、また、主がイスラエルの為にされた業も知らない他の世代が起こった。
 それで、イスラエル人は主の前に悪を行い、偶像バアルに仕えた。
 彼らは、エジプトの地から自分たちを連れ出した真の神、主を捨てて、ほかの神々、彼らの回りにいる国々の民の神々に従い、それらを拝み、主を怒らせたのだった。
 彼らが仕えた偶像バアルとアシュタロテ参拝は、息子・娘を生け贄としてモレクにささげるほどに悲惨なものだった。  
 それらは、イスラエルに混迷と圧迫や苦しみをもたらした。
 
 イスラエルの民が、苦しみうめい時、主は彼らをあわれまれ士師を起こされた。
 しかし、士師がいる間は良かったが、士師が死ぬと彼らはいつも逆戻りして、いっそう堕落して行き、ほか神々に従い、それに仕え、それを拝んだ。
 彼らは、その行いや、頑迷な生き方を捨てなかった。
 士師エフタは、そんな時代の終わりの頃に起こされた士師だった。

 

士師エフタ

  さて、エフタは勇士であったが、遊女の子供であった。
 エフタの父親はギルアデであった。
 本妻の子供たちが成長した時、彼らはエフタを追い出して言った。「あなたは他の女の子供だから、私たちの家を継いではいけない。」
 
 そこで、エフタは兄弟たちの所から逃げて、トブの地に住んだ。
 すると、エフタのところに、ごろつきが集まって来て、彼と一緒に出歩いた。いつの時代もどうやら同じであるらしい…。
 この後、ゴッド・ファザーの子分になるのか、ガイズ・アンド・ドールズのようにLuck Be A Ladyの女性に出会って幸せになるかは、本人の頑張りにかかってる。
 話を元に戻そう…
 
 アモン人イスラエルに戦争しかけて来た時、ギルアデの長老は、勇士エフタが必要となり、トブの地からエフタを連れて来ようと出かけた。
 長老たちはエフタに言った。「来て、私たちの首領になってください。そしてアモン人と戦いましょう。」
 エフタは長老たちに言った。「あなたがたは私を憎んで、私の家から追い出したではありませんか。あなたがたが苦しみに会ったからといって、今なぜ私の所にやって来るのですか。」
 すると長老たちはエフタに言った。「だからこそ、私たちは、今、あなたのところに戻って来たのです。あなたが私たちと一緒に行き、アモン人と戦ってくださるなら、あなたは、この地域の住民のかしらとなるのです。」
 
 エフタは長老たちと一緒に行き、イスラエルの民はエフタをかしらとし、首領とした。
 
 エフタは、まず、アモン人の王に使者を送り、交渉によって事を治めようとしたが、アモン人の王は和解に応じなかった。
 
 主の霊がエフタに上に下ったとき、彼はアモン人のところへ進んで行った。
 そのとき、エフタは主に誓願を立てて言った。
「もしあなたが確かにアモン人を私の手に与えてくださるなら、私がアモン人のところから無事に帰って来た時、
 私の家の戸口から私を迎えに出て来る者を主のものと致します。 私はその者を全焼のいけにえとしてささげます。」
 
 そして、エフタはアモン人と戦い、主は彼らをエフタの手に渡された。アモン人はイスラエル人に屈服したのである。 
 
 エフタが、自分の家に来た時、なんと、我が家の豚のとんちゃんが迎えに出て来ているではないか。
 そこで、エフタは、全焼のいけにえとして、豚のとんちゃんをささげたのだった。
 あれ?モーセの律法では、誓願のための全焼のいけにえは羊・牛・やぎだったはずだが…
 
 だから何度も言うけどそんな事はメッゲナイト!そんなことは絶対にありません! 
 だから真剣に書くと、真実は悲哀に満ちている。 
 
 エフタが、自分の家に帰ったとき、迎えに出て来たのは、自分のひとり娘であった。
 娘が、タンバリンを鳴らし踊りながら出て来たのである。
 エフタには、彼女のほかに男の子も女の子もいかなった。
 
 エフタは彼女を見るや、自分の着物を引き裂いて言った。「ああ、娘よ。あなたは本当に、私を打ちのめしてしまった…。」
 娘は父に言った。「私に2ヶ月の猶予をください。私は山々をさまよい歩き、私が未婚であることを友達と泣き悲しみたいのです。」
 エフタは、「行きなさい」と言って、娘を2ヶ月の間、出してやった。
 こうして、イスラエルは、年に4日イスラエルの娘たちは出て行って、毎年エフタの娘の為に嘆きの歌を歌うことがしきたりとなった。
 
 士師の時代、イスラエルの民は混迷していた。それは、民が真の神である主を離れ、回りの国々の神々に仕え、偶像礼拝を行っていたからである。
 

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