2013年12月10日火曜日

Ⅱ.ダビデ契約の真の神の御心

 Ⅱ.ダビデ契約・真の神の御心



 ダビデ契約は、〈サムエル7:8-16〉〈|歴代誌17:7-14〉に記されています。


 ダビデ契約は、預言者ナタンを通してダビデに与えられたものですが、その対象、すなわち受け手側の主語が、あなた(ダビデ)と彼(ダビデの子)の双方で書かれ、ダビデ契約もアブラハム契約と同じようにダビデとダビデの子孫であるイエスキリストに告げられたものです。

 Kingdomについては、サムエル記ではダビデの王国を思いがちですが、歴代誌では、ダビデの子の王国であるとわかります。

 ヘブル人への手紙1章5.6に、神は、そのひとり子イエス、すなわち長子にこう言われたと書かれています。

「あなたは、わたしの子。きょう、わたしはあなたを生んだ。」

 またさらに「わたしは彼の父となり、彼はわたしの子となる。」〈ヘブル1:5


「わたしは彼の父となり、彼はわたしの子となる。」は、ダビデ契約の中でダビデの子に約束されている御ことばです。


「あなたは、わたしの子。きょう、わたしはあなたを生んだ。」は、詩篇の中で長子イエスが復活された時の父なる神の御言葉であると書かれています。


御子は、肉によればダビデの子孫として生まれ、聖い御霊によれば、死者の中からの復活により、大能によって公に神の御子として示された方、私たちの主イエスキリストです。〈ローマ1:3.4


 神は、イエスを死者の中からよみがえらせた時、イエスが神のひとり子・長子であることを示されたと共に、聖なる山シオンの王としても立てられました。


「しかし、わたしは、わたしの王を立てた。わたしの聖なる山、シオンに。」

「わたしは主の定めについて語ろう。主はわたしに言われた。

『あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ。

わたしに求めよ。わたしは国々をあなたへのゆずりとして与え、地をその果て果てまで、あなたの所有として与える。

あなたは鉄の杖で彼らを打ち砕き、焼き物の器のように粉々にする。』」〈詩篇2:6-9


 イエスキリストこそ、ダビデの根であり、また、子孫である方です。




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